平成30年度伝統芸能文化復元・活性化 共同プログラム 採択結果

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平成30年度「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」について、20件の応募がありました。審査の結果、以下の3件を採択しましたのでお知らせします。採択した3件については、TAROと申請者による共同プログラムとして実施します。

1 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムとして採択した申請

・上鳥羽の芸能六斎の復活を目指して--祇園囃子の創作
申請者:上鳥羽橋上鉦講中(代表:熊田茂男)
祇園囃子は京都の民俗芸能「六斎念仏」でも演じられている。上鳥羽で大正期以来中断していた「祇園囃子」を創作し、芸能六斎を復活することで、民俗芸能継承に新たな潮流を発信する。

・柳川三味線のための胴皮新素材開発
申請者:林美恵子(柳川三味線)
入手困難である柳川三味線の胴皮の試作品を、新素材(和紙等)で製作する。実演家による試演を行い、精度を高める。

・ゴッタンの製造技法および基礎資料のアーカイブと交流ネットワークの創出
ゴッタンプロジェクト(代表:橋口晃一、黒坂周吾)
南九州(鹿児島県,宮崎県の一部)の三弦楽器「ゴッタン」の職人の減少に伴い、楽器の製作技術の記録、また歴史的背景の調査を行い、ゴッタンを通したネットワークを構築することで認知向上を目指す。

2 審査会委員

(敬称略、順不同)
・小林昌廣(情報科学芸術大学院大学教授)※座長
・久保田裕道(独立行政法人国立文化財機構 東京文化財研究所 無形文化遺産部 無形民俗文化財研究室長)
・広瀬依子(追手門学院大学 国際教養学部講師)
・吉田純子(文化庁 文化財部 伝統文化課 文化財調査官(芸能部門))
・北村信幸(京都市 文化市民局 文化担当局長)


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