令和2年度「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」採択結果
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「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」について、今年度は4件の応募がありました。審査の結果、以下の1件を採択しましたのでお知らせします。採択した1件については、TAROと申請者による共同プログラムとして実施します。
1 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムとして採択した申請
・見島(みしま)のカセドリ藁蓑製作技術の確保計画
申請者:加勢鳥(かせどり)保存会(佐賀県)
代表:武藤隆信
見島のカセドリで使用する藁蓑は,経年による劣化が目立つが,保存会に藁蓑を製作できる技術がなく,また製作できる技術者もいない状況である。そこで,各地の藁蓑に係る団体や機関をリサーチし,藁蓑を製作できる技術者を確保し,技術者を講師として招聘することで,製作技術の伝承を行う。また,その過程を冊子や映像に記録保存し,公開することで,将来にわたり継続して藁蓑の製作技術が伝承される体制を構築し,全国のモデルとなることを目指す。
※見島のカセドリ :佐賀市蓮池町の見島地区で小正月に行なわれる行事。平成30年に「来訪神:仮面・仮装の神々」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録された。
2 審査会委員
(敬称略、順不同)
久保田裕道 東京文化財研究所無形文化遺産部無形民俗文化財研究室長
小林昌廣(座長) 情報科学芸術大学院大学教授
竹内 有一 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授
西岡 陽子 大阪芸術大学教授
広瀬 依子 追手門学院大学国際教養学部講師
吉田 純子 文化庁文化財第一課文化財調査官(芸能部門)
北村 信幸 京都市文化芸術政策監