令和4年度「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」採択結果
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「伝統芸能文化復元・活性化共同プログラム」について、今年度は15件の応募がありました。審査の結果、以下の2件を採択しましたので下記の通りお知らせします。採択した2件については、TAROと申請者による共同プログラムとして実施します。
1 伝統芸能文化復元・活性化共同プログラムとして採択した申請
・若手へ向けた鯖江人形浄瑠璃の技能継承と他地域との交流
申請団体:鯖江人形浄瑠璃「近松座」(福井県)
代表:大橋國利
地域文化である鯖江人形浄瑠璃を若手に継承していくために、各役割に分けた演目の動画配信など若手が今後使用しやすい形で記録作成を行う。また、他地域の浄瑠璃団体と協力して文楽実演家を招き、浄瑠璃を学ぶワークショップを行うことで、他の浄瑠璃団体の若手と交流する機会を設ける。
・社・東条を中心とした播州音頭踊りの継承と発信プロジェクト
申請団体:社播州音頭踊り保存会(兵庫県)
代表:井上干支
東条播州音頭踊り保存会(兵庫県)
代表:邦近従宏
高齢化が進む播州音頭踊りにおいて、ダンサーである京極朋彦(京極WORKS)がコーディネート役となり、次の事業を行う。現状調査、音頭取りや踊り手の映像記録、他分野の芸術家による若い世代への交流事業に取り組むことで、芸能の伝承を図る。また、同じ課題をもつ他地域とネットワークを構築することにより、地域を越えて伝承手法や成果を発信する。
2 審査会委員
(敬称略、順不同)
久保田 裕道 東京文化財研究所無形文化遺産部無形民俗文化財研究室長
小林 昌廣(座長) 情報科学芸術大学院大学教授
田口 肇 京都市産業技術研究所産業技術支援センター産業支援グループ長
竹内 有一 京都市立芸術大学日本伝統音楽研究センター教授
西岡 陽子 大阪芸術大学教授
広瀬 依子 追手門学院大学講師
吉田 純子 文化庁文化財第一課文化財調査官(芸能部門)
山中 博昭 京都市文化芸術政策監