イベント

第3回 先覚に聴く

伝統芸能文化創生プロジェクト

京都芸術センター フリースペース

各時代の染織品や石垣をどのように現代に復元させているかについて、お話を伺います.

 「先覚」には、学問や見識のすぐれているという意味と、人より先に物事の道理を悟るという二種類の意味があります。時代や状況を含め、さまざまな労苦を乗り越えてこられた先覚者の話に耳を傾け考えるプログラムです。
 今回は、メトロポリタン美術館で染織品の保存修復に携わってこられた梶谷宣子さんと、石垣を積む独特の方法として長い歴史を持つ「穴太衆積み」の石匠の粟田純司さんを招きます。

第3回「先覚に聴く」レポートページへ

日時

2018年3月10日(土)15:00~17:00

会場

京都芸術センター フリースペース

ゲスト

梶谷宣子(染織修復家/メトロポリタン美術館終身名誉館員)
粟田純司(穴太衆積み石匠/粟田建設取締役会長)

司会

小林昌廣(情報科学芸術大学院大学教授)

問い合わせ

伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(京都芸術センター)
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 京都芸術センター内
TEL. 075-255-9600 (075-213-1000)
E-mail. info@kac.or.jp
Web. www.kac.or.jp

主催

伝統芸能文化アーカイブ&リサーチオフィス (京都市、京都芸術センター)

料金

参加費1,000円
*事前申込制、定員に達し次第受付終了となります

  • 梶谷宣子(かじたに のぶこ)
    1935年東京都生まれ。メトロポリタン美術館(ニューヨーク市)終身名誉館員。自由学園卒業後、アメリカの機能的手織物制作を学ぶ。1963年渡米、織物美術館(ワシントン市)で古代染織品の材質調査と保全管理を研修し、1966年より2003年までメトロポリタン美術館で染織品保全部の創設と発展に携わる。館蔵の全世界の博物美術染織品の鑑定、長期管理、修復、展示の行政と技能を担った。また、各地域の地勢と気候の特徴によって供給される異なる繊維が導く染織文化の発祥と派生を探究している。2005年より京都在住。
  • 粟田純司(あわた じゅんじ)
    1940年生まれ。株式会社粟田建設取締役会長。安土城、竹田城、福知山城、熊本城など日本にある城のおよそ8割を手掛けたといわれる近江の石工集団、穴太衆(あのうしゅう)「穴太衆積技術」継承者。穴太積みの歴史は古く、古墳や石舞台の築造などに原点が見いだされ、比叡山延暦寺の石垣にも穴太衆の石工が動員された。1989年粟田建設十四代目社長に就任。2000年卓越技能賞。2005年黄綬褒章。2012年選定保存技術保持者。

ページの一番上へ