イベント

三味線三昧

伝統芸能文化創生プロジェクト

京都芸術センター 講堂

材料から楽器、音楽まで、三味線を総合的に紹介

「三味線三昧」では、日本を代表する弦楽器である三味線を成り立たせる技術の持ち主が一堂に集い、三味線を総合的に紹介します。道具・楽器製作者が原糸製造、糸製作、棹製作修理の解説・実演を行った後で、長唄三味線、柳川三味線、新内節、義太夫三味線、津軽三味線といったそれぞれの音楽の種類について、演奏者が実演を交えながらお話します。材料から楽器が作られる工程を知り、それを使って演奏される各種音楽の違いを聴き比べることができる貴重な機会です。

日時

2018年2月4日 (日)13:00-17:00(開場12:30)

会場

京都芸術センター 講堂

内容

第一部 道具製作の紹介

原糸製造 佃三恵子(木之本町邦楽器原糸製造保存会[邦楽器原糸製造 選定保存技術保存団体])
糸製作小篠敏之(株式会社鳥羽屋 代表取締役、邦楽器糸製作 選定保存技術保持者)
棹製作修理 今井伸治(今井三絃店五代目)
三味線製作工程の紹介動画ページへ

第二部 演奏&トーク

長唄三味線  杵屋勝七郎
柳川三味線  林美音子
新内節三味線 新内枝幸太夫
義太夫三味線 鶴澤清志郎
津軽三味線  柴田雅人

問い合わせ

伝統芸能アーカイブ&リサーチオフィス(京都芸術センター)
〒604-8156 京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2 京都芸術センター内
TEL. 075-255-9600 (075-213-1000)
E-mail. info@kac.or.jp
Web. www.kac.or.jp

ウェブ予約

http://www.kac.or.jp/events/22710/

主催

伝統芸能文化アーカイブ&リサーチオフィス (京都市、京都芸術センター)

助成

平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業

料金

参加無料、要事前予約(定員150名)

  • 長唄三味線 杵屋勝七郎(きねや かつしちろう)
    長唄三味線 杵屋勝七郎(きねや かつしちろう)
    1960年京都生まれ。10歳で三味線を始める。14歳で三代目市川猿之助公演(南座、京都)にて初舞台。2010年、二代目杵屋勝七郎を襲名。これまでにアメリカ、カナダ、ドイツ、イタリア、フランス、チェコ等各国で演奏を行う。一般財団法人杵勝会理事。
  • 柳川三味線 林美音子(はやし みねこ)
    柳川三味線 林美音子(はやし みねこ)
    1981年京都生まれ。10代の頃より国内外にて演奏経験を積む。古典伝承はもとより、自身の公演において初演委嘱作品や現代舞踊との共演を披露する等、地歌、なかでも柳川三味線の次世代へ繋ぐ新たな可能性を探求しながら活動の幅を広げている。さらに学校教育における積極的な活動も評され、多数の受賞歴を持つ。平成28年度 京都市芸術文化特別奨励者。CD『柳川三味線 林美音子』。
  • 新内節三味線 新内枝幸太夫 (しんない しこうだゆう)
    新内節三味線 新内枝幸太夫 (しんない しこうだゆう)
    新内浄瑠璃。新内弥栄派家元。1972年、岡本珠千代師に師事。1978年、勝新派初代家元・新内勝一朗(故宗家・新内勝凰師)に入門。1979年、新内勝之輔の芸名でプロデビューする。1983年、当時の桂小文枝師(亡き五代目桂文枝師)との縁により新内枝幸太夫と改名し、独立し弥栄派を立て初代家元となり全国にお稽古場をもち、弟子の育成に励んでいる。海外また国内で幅広く新内普及に取り組んでいる。
  • 義太夫三味線 鶴澤清志郎(つるさわ せいしろう)
    義太夫三味線 鶴澤清志郎(つるさわ せいしろう)
    1992年4月国立劇場文楽第15期研修生となる。1994年4月鶴澤清治に入門、鶴澤清志郎と名乗る。1994年6月国立文楽劇場で初舞台。2003年度大阪舞台芸術新人賞受賞。2005年第24回国立劇場文楽賞文楽奨励賞受賞、同年第33回文楽協会賞受賞。2013年大阪文化祭賞グランプリ。2014年度咲くやこの花賞(演劇・舞踊部門)受賞。
  • 津軽三味線 柴田雅人(しばた まさと)
    津軽三味線 柴田雅人(しばた まさと)
    9歳の時、父の影響で民謡を始め、2001年、15歳で津軽三味線を冨塚孝氏に師事。津軽三味線を始め、僅か2年で東京で行われた津軽三味線コンクール全国大会で優勝する。これまでに東京、名古屋、大阪、神戸、弘前、金木の全国大会最高部門で13回の優勝を果たし、津軽三味線奏者として史上最多の優勝回数を誇る。国内だけにとどまらず、海外でも演奏活動を展開している。現在、2人の妹と共に「津軽三味線 柴田三兄妹」としても活躍中。

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